代表 芝山さゆりの思い

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芝山さゆりです。一人の女性として、一人の母として強く思うことがあります。
それは「女性が子育てをしながら働きやすい社会をつくっていかなくてはいけない」ということ。

子どもは親の背中を見て育ちます。
子どもに「夢を持ちなさい」と言う親が夢を持ち、夢を追いかけていなければ、子どもは「大人になったら夢を諦めないといけないんだ」と将来に希望をもてなくなります。

だから、まず親である私が夢を持ちつづけ、夢を追いつづけ、夢を叶える姿を見せたいと思いました。
そんな夢を持ち、夢を追うキラキラ輝いて働く女性をふやしたいと思い、女性向けの職業訓練校を立ち上げました。

同時に私が誰よりもキラキラ働く女性でいつづけないといけないと思い、ウェルネストホームという健康で快適な住まいを提供する住宅会社の社長を引き受けて社長業をしています。

と言っても、私は建築を専門にしてきたわけではありません。むしろ、もともと専業主婦で、10年前までは一人の主婦に過ぎません。
そんな私がなぜ住宅会社の社長になったのか、なぜ女性向け職業訓練学校を立ち上げたのかお付き合いいただければと思います。

「社長をやって欲しい」

社長をやって欲しいと言われたイメージ画像
2016年11月、名古屋のオフィスで前社長の早田宏徳に呼ばれ言われた一言です。
2011年に創業したウェルネストホームは順調に成長していました。5年目こそ多少足踏みした感はありますが、経営不振というわけではありません。
早田はこれまでに4,000棟を超す家を引き渡してきており、住宅性能の面において世界で最も先進国とも言われるドイツで、環境建築省から表彰されるほどの経営者です。
比べて、私はと言うと、これまで人財教育を担当していたとは言え、住宅会社経営という点ではほぼ素人同然です。建築のことも住宅のことも経験してきませんでしたので、住宅会社の社長が務まるのだろうかと不安でなりませんでした。

しかし、早田の一言が、私の不安を払拭するだけの決意を持たせることとなりました。
「これからは女性の時代だ。俺は世界一の家をつくることはできる。しかし、健康で快適な家は家族を守るんだということを女性にこそ届けたいんだよ。それを届けるのはさゆりさんじゃなきゃダメなんだよ」と。
私は「はい」と即答し、翌月、ウェルネストホームの社長に就任しました。

子育てとは巣作り

鳥の巣のイメージ
WELLNEST HOME(ウェルネストホーム)の社名はWELL(上質な)とNEST(巣)をかけ合わせ、WELLNESS(健康で快適)の最上級であるという意味の造語です。

私は大切な子どもや家族が安心して暮らせる巣のような家づくりこそ、母の役目だと思っています。だからこそ、母である私が住宅会社の代表として、家づくりを考えていくべきだという未来に納得したからです。
早田がつくる世界一の巣を私が世の中に届けていこう。
母親代表として「未来の子どもたちのための家づくり」を通して、家族の笑顔があふれる豊かな社会を実現しようと誓いました。

チャレンジする母の姿を見せつづけよう

挑戦する母
2人の娘は私の決断を喜び、応援してくれました。改めて「夢を持ちなさい」と言葉で伝えるのではなく、
母親自らが夢を持ち、挑戦し続ける姿を見せることこそが大事なんだと痛感しました。

そういう私もかつては「結婚して子育てすること」こそが女性の幸せだと思っていました。しかし、2人の子育ての中で、仕事と子育てを両立させることの困難さを感じていました。苦しいこともたくさんありましたが「子どもが幸せであればそれで構わない」と、どこか自分自身のことは家族の二の次となっている時期がありました。

娘たちには「夢を叶える輝いた人生を歩んで欲しい」と思って接しているものの、娘に言われたのは「お母さんにこそ輝いて欲しい」という言葉でした。お母さんが夢を叶える挑戦をして輝いていないのに、子どもに「夢を持ちなさい」と押し付けるのは間違っているのだと悲しくなりました。同時に私ももっと輝いていいんだと思うことができました。

働くお母さんを応援したい

お母さんの心得
働くお母さんの気持ちがわかるからこそ、孤軍奮闘しながら子育てをしている日本中のお母さんを励まし、応援しようという気持ちでFacebookページ「お母さんの心得」をスタートさせました。

お母さんの心得の読者はみるみると増えていき、3年経たずして30万いいね!を集めるほどになりました。お母さんを応援するだけでなく、お母さん自身に輝いてもらうためのメッセージを多く投稿していきました。その縁でフォロワーの皆様と全国的な「お母さんのネットワーク」が生まれ育ってきました。

そして、オンラインにとどまらず、全国でリアルなセミナーを開催するようになりました。このセミナーに参加していた一人の女性の一言が女性向け「職業訓練学校」を立ち上げさせることになります。

「さゆりさん。私に営業を教えてください。旦那の仕事を手伝いたいんです」

この女性は工務店の社長夫人でした。彼女の真剣な目から「何としてもご主人の力になりたい」という並々ならぬ覚悟があることがわかりました。コミュニケーション能力がお世辞も高いと言えない彼女が営業で苦労しているだろうというのは容易に想像がつきました。もし、彼女が営業力を身につければ、ご主人の力になることができる。スキルがないがゆえに苦しい想いをしても力になれていない。スキルを身につけることができればこの家族を笑顔にできる。そう直感しました。

営業に限らず、女性こそしっかりとスキルを身につければ、子育てしながらでも、限られた時間でも、しっかり働くことができる。学ぶだけでなく結果を出し続ける実践力を身につけさせる。まさに輝いて働く女性にするための学校をつくりたい。

その想いで誕生したのが現在のステラアカデミーです。

私が実戦の場まで責任をもちたい

実戦の場まで責任をもちたい
働く女性を輝かせる職業訓練学校をスタートする上で、何をカリキュラムにすべきかを考えました。フルタイムでなくても、育児や家事をしながら、できれば在宅でもできることは無いだろうか。

教えて終わりではなく、しっかり実戦の場まで責任をもって提供できるものでなくてはいけないという思いから、一つのアイデアが思いつきました。

「私が社長をしているウェルネストホームの仕事もできるようにしたら良いのではないか?」

これであれば、学んだことを即実践できる場を提供し、報酬を払うこともできる。更に「住宅を売ることができれば何でも売れる」という言葉があるように、住宅営業として必要なコミュニケーション力の基礎から応用までのスキルを身につければ、他に何をやるにしても活かすことができる。

そうして、コミュニケーション力を開花させる営業コースが誕生しました。続いて、住宅模型コース、エネルギー計算コースなどの技術研修コースも誕生していきました。

「あなたの夢はなんですか?」

あなたの夢はなんですか
私がステラアカデミーの入学を希望する方へ聞く質問です。残念ながら「私には夢と呼べるものはない」と答える方が多くいます。

しかし、どうなりたいかを丁寧に聞いていくと、家族を幸せにしたい。社会で認められたい。夫婦いつまでも仲良くしていたい。仕事を通して人を喜ばせたい。と、ほぼ全員が例外なく願望をもっています。しかし、「これが私の夢だ」と宣言できないのは、どこかで「私にはできない」「私は夢なんて大それたことを思っていけない」と心のブレーキが掛かってしまっているからです。

私はそんな心のブレーキを外して、キラキラ働く女性をふやしたいと心底思っています。かくいう私にももちろん夢があります。

ウェルネストホームと
ステラアカデミー

wellnesthome
一つは夢というよりは目標という言葉の方がしっくりくるかもしれませんが「ウェルネストホームを10年で売上1,000億円を超える会社にして、次の世代にバトンタッチすること」です。これは普段から様々な面でアドバイスしてくださっているライフネット生命創業者の出口治明さん(立命館アジア太平洋大学 学長)に「さゆりさん、経営者だったら、会社のビジョンを数字で語らないといけない」と言われた時に決めた目標です。

夢を口にすれば、どうするれば叶うのかと考え出す。まわりも協力しようと動いてくれる。そして、共に成し遂げた時に感動を分かち合うことができる。私はこの夢をステラアカデミーのみんなと一緒に達成して感動を分かち合う日をいつもイメージしています。

もう一つの夢はステラキンダーガーデンという幼稚園をつくることです。
この夢をもたせてくれたのは、私が学生時代に教育実習先で訪問した幼稚園の園長先生です。彼女は女手一つで、3人の子どもを育てるために幼稚園を経営していました。彼女の生き様と信念を間近で感じ、純粋に「かっこいい」と思ったことを鮮明に覚えています。彼女の考え、理念、理想、色々なことを教えてもらい文字通り私のメンターとして私の人生を導いてくださった方でした。そして、「いつか私も園長のように素敵な幼稚園をつくりたい」と夢にもつようになりました。

今ではウェルネストホームで抜群の建物の性能ゆえに、養育環境にも学習環境にも優れた幼稚園をつくるという鮮明な目標になっています。子どもだけではなく親にも夢をもってもらうための教育を提供したいと思います。

母が輝けば、家庭に笑顔が溢れる

母が輝けば、家庭に笑顔が溢れる
私の夢はウェルネストホームとして家という環境(ハード)を提供し、ステラアカデミーで教育(ソフト)を提供し、笑顔の家族をふやし、日本中を笑顔でいっぱいにすることです。「女性が輝いて働けば、社会が変わる」本気でそう信じています。

今のウェルネストホームが提供できるのは住宅のみですが、未来の社会を考えた時に、住居だけではなく、病院や介護施設などの大型施設も持続可能でなければいけませんし、空き家や廃校の有効利用なども考えていく必要もあります。今後、ウェルネストホームが進出する世界を広げていくことで、女性の輝ける場所も広げていけるのだと考えています。

「夢を見ることができるなら、あなたは実現することができる」

ウォルトディズニーのイメージ
これはウォルト・ディズニーの言葉です。私には未来がありありとイメージで見えています。

住宅会社として、10年で1,000億円の規模を実現する。学校、病院、介護施設など複合的に街づくりに関わる。そこで暮らす家族をお母さんから変えていく。

全ての人がみな使命をもって生まれてきているのだとすれば、私の使命は「多くの人の夢を叶えること」だと思っています。

私が夢をもちつづけ、苦しいことがあっても折れないのは、たくさんの仲間が勇気をくれ、背中を押してくれているからです。ウェルネストホームの創業者である早田宏徳はじめウェルネストホームのみんな、全国で一緒に家を届けている加盟工務店のみんな、ステラアカデミーの生徒たち、私たちと一緒に理想の家を建てられたお施主様、他にもたくさんの勇気をくれる同志たち。3度のオリンピックに出場し、金メダルを獲得したスキーノルディック複合選手の阿部雅司さん(リレハンメル五輪 金メダリスト)も「私の次の夢はさゆりさんの夢を一緒に叶えることだ」とまで言ってくれています。

社員だとか、社員じゃないとか、そういうことではなく、同じ志をもつ同志なんだと思います。夢をもち挑戦することが、夢をもち挑戦する同志たちへと伝播するのだと日々感じています。

私一人では絶対にできない夢を一緒に叶えて「私もできた!」と自信を与えたい。そのためにも、ステラアカデミーを開講しています。
もし、自分も一歩踏み出したいと思ってくれたなら、是非自分の心に素直になって私に会いにきてください。
あなたとの出会いを待っています。

ステラアカデミー設立者
株式会社WELLNEST代表取締役
芝山さゆり